転職失敗→半年で会社辞めた31歳ダメ人間の徒然。

某大手IT企業を8ヶ月で辞めて無職になった男に明日はあるのか。

お金は使うより稼ぐほうが100倍楽しい。

昔からクラブで女の子と馬鹿騒ぎしたり、高価な服や時計など、「お金を使う娯楽」にあまり興味を持てなかった。

そんなことに時間を使うなら一人で本でも読んでいたかった。


そんな私は駐在先の海外支店の先輩方から「つまらない男」とよくからかわれていた。
※当時いたのは大企業だったし、独身で海外駐在すると金が溜まるのだ…。

 

そんな環境だったから、当時25歳くらい、若かった私は「つまらない人間」であることに悩み、ブランドについて色々と勉強してみたり、無理して有名ブランドのものを買っていた。
今思えばなんと無駄なことで悩んでいたのかと思う。

 

旅行は好きだった。特に見知らぬ世界に一人で飛び込んで旅するのはリアルRPGみたいで楽しかった。
でも行きたかったところに一通り行けたこともあるのかもしれないが、30歳に差し掛かるあたりで何の目的もない観光旅行にほとんど興味が無くなってしまった。

 

会社を辞めてから、自分でどうやって金を稼ぐかを考えなければならなかった。
いろんなことを考え、試し、当時はそれで完全に独立してやっていけるほどは稼げなかったが、それでもある程度の売上を出すことはできた。

 

自分の創り上げた商品が、サービスが、仕組みからお金=価値が生まれてくる、それは僕にとってはどんな高級なブランド物を買うよりも楽しくてエキサイティングな体験だった。


そして、小さくてもそれを実現した先で、自分と同じような人たちと出会うことができた。

 

お金を払ってもらえるということは、どんな美しい誉め言葉にも勝る、自分が作ったものに対する賛辞だと思う。

 

お金は使うより、稼ぐほうが楽しい。
お金を稼ぐことそのものがエンターテイメント。

そして私にもそれができる。たとえどんなにつまらない人間と言われても、誰かの価値になるものを生み出すことができる。

いつでも、どんな状況であっても、知恵と工夫でそれができる。

 

それを知れたことで、確実に私の世界はまた一つ色づいたように思う。