転職失敗→半年で会社辞めた31歳ダメ人間の徒然。

某大手IT企業を8ヶ月で辞めて無職になった男に明日はあるのか。

自分で運を良くする。

東京オリンピックが始まった。

選手の皆様の活躍のお陰で、開会までのアレコレを吹っ切るように盛り上がっているのが嬉しい。

 

そんな東京オリンピックの金メダル期待の筆頭の1人である、バドミントンの桃田選手の著作を読んだ。

彼の近年の目を見張る活躍もあり、違法賭博の件の前後での変化は少なからず知られるところなのかもしれないが、

本書を読んであらためてあの挫折が彼の人生観に大きな影響を与えたのだと思った。

 

あの事件が無ければ、仮に同じような活躍をしていたとしても、これほど大きく注目されることもなく、バドミントン界の中で知られる、ただの強い選手として終わったことだろう。

これまでの日本の名選手達と同じように。

あの事件があったからこそ、彼は明らかに他の選手と一線を画す存在になった。

 

それとともに、もう一つ印象的だったのが、タイトルにある内容だ。

桃田選手は何かしらの「良いこと」をすることで、運が良くなる、それを普段の行動に取り入れているそうだ。

例えば道に落ちているゴミを拾ったらプラス1ポイント、みたいに。

そして運を良くするために、人がやりたがらないような雑用などを率先して引き受けてあるのだという。

 

有名だが野球の大谷選手の高校時代の目標シートにも、運を良くするという項目があったのを思い出した。

 

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また、彼のこの目標意識に基づくゴミ拾いなどの行動が、多くのファンの好感を得ていることも良く知られている。

そして、本年のオールスター選出など、日本人のみならず多くの人が彼の成功を期待し、そのチャンスを与えようとしているようにも見える。

 

同じ野球であれば、イチローが道具の手入れを欠かさないのも、もしかしたらプロ意識に加えてそういった意図もあったのかもしれない。

 

自分の考え方として、仕事の中でうまくいかないことがあった場合、自分でコントロールできる点とそうでない点は明確に分け、コントロールできない点については仕方ないと考える。

 

しかし、運というのは自分ではアンコントローラブルではあるが、超一流のアスリートがそれを向上させるための努力をしているというのは大いに参考にすべきなのだと思う。

 

自分が運が良い人間=神様に愛される人間になるために、どのように振る舞うべきか。常にそう考え、実際に行動している人は、当然人間にも愛されるだろう。

 

それはいつか、自分でも意図しない、アンコントローラブルなところで、自分にプラスとして返ってくるのかもしれない。

 

まるでとても運の良い人であるかのように。