自信には2種類あると思う。
外部的なものと内部的なもの。
前者は、仕事で評価されたり、性格や能力、外見といった、
他者から自分の何かしらの部分を評価されることで、得られるもの。
もう一つは、自分の内部から来るもの。
勉強、鍛錬、練習、努力…自分が積み重ねてきたものによって、
自分の中から湧き上がってくるもの。
スポーツ選手が言うところの、『自分の努力は嘘をつかない』というのはこちらだろう。
これまで、と言うか社会人になって以来、
私は明らかに前者を意識してきたように思う。
誤解を恐れずに言えば、結果が伴わない努力など自己満足に過ぎないと思っていた。
だが、苦しいときに本当に大事なのは後者なのではないかと思うようになった。
なぜならば、大概の人にとって、成果を出せるか出せないかは環境に大きく依存するから。
上司がカスだった時、パワハラ上等の先輩がいた時、相当に優秀な人でも、そういった環境を単体で覆すのは中々に難しいのではないだろうか。
そんな環境の中で、努力しても成果が出せず、自信を失い、潰れていく。
外部からの評価に根ざした自信はそこに脆さと危うさがある。
だが、自分の中に根ざした自信であれば。
自分はこれだけやってきた、これだけは誰にも負けない。
そういうものを持てていれば、外部からの評価が得られない不遇の次期であっても、淡々と、自信を失わず、自分の役割をこなしていけるだろう。
僕は一連の出来事により一度自信を粉々にされた。
一時期は人に会うのも恐ろしいような状況まで追い込まれた。
今、自分がやっていけそうな環境に運良くめぐりあい、評価され、少しずつ自信を回復させていっている。
同時に、今の自分の課題は、自分の中に根ざした自信を積み上げることだ。
始めは簡単なことからでいい。毎日、何かを積み重ねよう。
いつかそれが自分を守ってくると信じて。