転職失敗→半年で会社辞めた31歳ダメ人間の徒然。

某大手IT企業を8ヶ月で辞めて無職になった男に明日はあるのか。

前に進んでいると実感できることの大事さ。

そういえば、前から思っていたことを1つ文章化しておこうと思う。

 

毎日コツコツやることの重要さについて。

 

本来僕は試験でもなんでも、どちらかといえばコツコツやるというよりは、短期集中で突破するほうが好きなタイプだった。

 

その考えが変わったのは駐在時代だ。

 

赴任して1年目、英語と現地語の言語能力はもちろん、急に職位が上がったことで、マネジメント力、そして実務能力までもそれまでより数段上のモノを求められるようになり、それに対して求められている水準の半分も満たせていない自分に対し、酷い劣等感と自己嫌悪に陥っていた。

 

ただ、言語能力が根本的なボトルネックとなっているのは明らかだったので、とにかくそこを解消するために必死に努力した。

毎日英語2時間、現地語1時間、出張だろうが飲み会だろうが、何があっても5分でも10分でもやり続けた。

 

大変ではあったが、語学のいいところは、努力が少しずつではあるが、比較的わかりやすく成果に反映されるところだ。

 

そして、いつしかそれ自体が心の支えになっていた。

『これを頑張れば、明日は必ず良くなる』

 

そう思えるものがあることの大事さに、僕は後年気づくことになる。

 

『明日は良くなる』

『自分は成長している』

『夢に近づいている』

 

そういう『希望』を持ち続けることができれば、人間はそう簡単に心を病むことも無いし、辛い環境でも頑張れる。

苦しい努力も続けられるだろう。

 

そうでなくなった時に、人間はわりと簡単に壊れる。

20代のうちはまだいい。

何もしなくても勝手に明日は良くなると思えるから。

 

30代になった時、少なくない人が『どうやらこのまま漫然とやっていても明日が良くなるわけでは無さそうだ』と感じ始めると、周りを見ていて感じる。

 

仕事、恋愛、人間関係もそうだ。

 

仕事であれば、20代は毎日深夜まで猪突猛進的にフルパワーで働いていたのが、30代になってビジネススクールに通い始めたり、副業を意識しだしたりする。

 

恋愛であれば、20代は何となくそのうち良い人が見つかるだろうと構えていたのが、30代になって婚活に焦り始める。

 

人間関係であれば、20代は職場の人間関係で完結していたものが、趣味のサークルに参加するようになったり、外部の人間関係を持とうとするようになる。

 

これは別に皮肉ったり馬鹿にしているわけではなく、年齢とともにキャパシティが広がり、視野が広がるがゆえにそういったことが起きるのだろう。

上記の例に関していえば、むしろいいことなんじゃないだろうか。

会社で完結している人間なんて大体つまらないし、新しい友人や恋人を作ろうとすることも、とても良いことだ。

 

そういった中で、何か1つでも、『自分は確実に前に進んでいる、昨日よりも良くなっている』と思えるものを持っていることの大切さ。

 

勉強でも、仕事でもなんでもいい。

もしかしたら子育てもある種そういったものになるのかもしれない。

そういえば、結婚したり子供を持っている同年代で病んでいる人はあまり見たことがないかもしれない…。

 

毎日をエネルギッシュに過ごすために、心健やかに過ごすために。

それがとても大事なのだと思う。