転職失敗→半年で会社辞めた31歳ダメ人間の徒然。

某大手IT企業を8ヶ月で辞めて無職になった男に明日はあるのか。

辛いなら休めばいい。

 

 

全くもって間違いねえ。

自分が戦えないと感じているときはしっかりと休まなければならない。

 

 

 

思えば、あの時自分が死にたいと考えるほど追い込まれるまで、

僕は『心を病む』ということの苦しさを分かっていなかった。

 

自分には縁がないことだと思っていたし、何なら病んでしまった人達を見下してすらいたと思う。

 

弱い奴らだと。

 

 

でも違った。

 

『心を病む』というのは誰にでも起こりうることなのだ。

たまたまこれまで、環境に恵まれてきただけだったのだ。

思えば辛い環境にいるときも、必ず誰か支えてくれる人がいた。

 

 

しかしあの時は…。

 

転職での環境の激変、なれない仕事とカルチャー、

人間関係が破綻したチーム、指導を放棄して詰める指導係、

自分が辞める気満々でチームに関心のないマネージャー、

そして恋人の自殺未遂によるプライベートの崩壊。

 

 

それらの負の要素が重なった時、

あれほど強固だと自負していた僕の心は崩れた。

 

幸い完全に崩壊する前に逃げ出せたから良かったものの、

人生の大きな挫折となったことは間違いない。

 

 

だからこそ、

 

『自分を許したようにしか、他人を許すことはできない。』

 

この言葉が心に刺さった。

 

相手の痛みを思いやれるのは、同じような痛みを味わった人間だけなのかもしれない。

 

誰もが、精一杯生きているのだ。

 

 

できることなら経験せずにいたかった。

 

いまでも日常生活や、ドラマや映画の中でさえも、

当時を思い出させる『ある場面』に遭遇すると、

動悸が激しくなり、言いようもない苦しみに襲われる。

 

もしかしたらこれからずっとそうなのかもしれない。

 

でも、その分誰かの痛みや苦しみに寄り添うことができるようになったと思いたいし、

そういう風に生きていく人間でありたいと思う。

 

 

 

 退職代行EXIT