6月20日の父の日に、親父にプレゼントを送った。
母の日には母に花を送ったりしていたのだが、父の日に何かを贈るなんて、もう小学校の時以来だろうか。
我ながら薄情な息子だと思うし、何回か考えてみたこともあるのだが、あの不器用でガサツな親父にプレゼントなんて、どうにも照れ臭くて居心地が悪くて出来なかったのだ。
今年になってようやくやろうと踏ん切りがついたのは、色々理由はあるけど嫁の影響が大きいと思う。
当たり前のように「お父さんになにプレゼントするのー?」と聞かれてしまって、悶々としているのが恥ずかしくなってしまった苦笑
何を贈るかも悩んだけれど、妹から、親父が実家の神戸に帰るたびに神戸牛を食べに行くのを密かな楽しみにしていたと聞き、ちょっといい目の但馬牛のステーキ肉にした。
そういえば親父肉好きだよなとか、小さい頃とか、大人になって帰省する時もよく近所のステーキハウスに連れてってくれたなとか思い出しながら。
会社辞めて実家でブラブラしてるときも二人でよく肉を食べたな。
帰省できる距離でも無いので、通販で買って、私と妹の名前で、父の日に着くように実家に送った。
当日、親父から国際電話がかかってきた。
急にどうしたんやぁ〜なんて言って。
照れ隠しなのか、あれこれと関係ないことをしゃべっていけど、喜んでくれているのは声でわかった。
最後にありがとうな、と早口で言われ、電話を終えた。
なんか親父らしいな、と笑ってしまった。
そしたら次の日、母からLINEが来て、どうやら母方の実家にいた母の方にもわざわざ報告していたらしい。すごい喜んでいたと。
こんなんならもっと早くやればよかった。
次に帰省するときは親父の古稀のお祝いだろうか。
もっとうまいステーキを、父と母、妹夫婦、家族みんなで食べたい。