転職失敗→半年で会社辞めた31歳ダメ人間の徒然。

某大手IT企業を8ヶ月で辞めて無職になった男に明日はあるのか。

選んだ道を…。

はっきり言うと後悔している。

 

新しい分野のことを必死で努力して、勉強して。

 

奥さんにも仕事を辞めてもらい、心身ともに大きな負担をかけて。

 

その上で家族と半年近く離れなきゃいけなくて、

こんなに辛いんじゃ割に合わない…。

 

前職でのらりくらりやってれば良かったんじゃないか?

そんなことをずっと考えてしまう。

 

社長は、「今の人生の大事なタイミングでうちの会社に来てくれて本当にありがとう。

ポジションも、待遇も、2年後にお前がうちの会社に来てよかったと心から思ってくれるように俺も全力を尽くす。」

 

そう言ってくれた。

いち新入社員にもったいない言葉だ。

 

俺も頑張らなければいけない。

何よりも自分自身が、選んだ道を正解にしなくては…。

 

 

単身赴任が辛い…

入社してはや半年。

 

仕事は順調だと思う。

人間関係もまずまず。

 

30代後半での転職でハードルの高さは覚悟していたし、

実際にそれなりのものを求められていることはそこかしこで感じるが、

それ以上に諸先輩方からのサポートや気遣いがとても手厚く、

なんとかやっていけている。

 

少なくとも、某社の時のように入社半年の時点で心身ともにボロボロになっている状態ではない。

 

しかし、しかし単身赴任が辛い。

 

以前コロナの時も奥さんと1年くらい離れて暮らさざるを得ない時はあったが、

お互いに自由に暮らしていたし、時折寂しくとも、辛いと思うことはそんなに無かったと思う。

 

しかし今回は違う。

幼い子どもと離れて暮らすのがここまで辛いものだとは。

 

毎晩、いや仕事の合間にすらアプリにアップされた写真を見て、自分を励ます。

 

年末、久しぶりに会った別れ際、不覚にも子どもを抱っこしながらボロボロと泣いてしまった。

 

何のために、転職してわざわざ険しい道を選んでいるのか。

 

家族と幸せに暮らすためだったのに、どうしてこんなことに…。

 

覚悟して選んだ道だと思っていたが、心が挫けてしまいそうだ…。

小さな誇り。

この前以前の職場の同僚達と飲んだ。

去年転職して業界を移ったことを伝えると、若手の青年から言われた。

 

「意外です!しろくまさんこの業界が好きそうだしずっと働きたいのかと思ってたのに」

 

思えば、新卒で会社を辞める時にも同じことを同僚から言われたのを思い出す。

 

実際にそうだ。どの業界も本当に楽しかったし、色々なことを学ばせてもらった。

 

縁があれば、いつかまたそこで働くこともあるだろう。

 

どこでも真剣に仕事に向かい合い、悩み、前に進んできた。

それが周りからその仕事や業界を「大好き」と思ってもらえていたのなら、それは自分にとって誇りかもしれない。